大きな宝物をひとつ。

ご無沙汰です…か？
このblogではいつものこと？

この一週間、大変多くのことを経験しました。
忘れてはいけない時間を、
ここに書くのは不謹慎かもしれないけれど、
書いておこうと思います。



先日、祖母が他界しました。

これまで幸運にも身内が他界する経験をしたことのない私は、
人が他界するということを知らずに社会人になりました。
そうした中での、祖母が旅立ちの時を迎えそうとの連絡。
とりあえず、本当にとりあえず、実家に帰宅。
でも、状況は実は奇跡的。
幸運にも、他界する祖母のお見送りをする事がてきました。

祖母は、最期まで、幸せだったと思います。
そして、ちゃんと時期を待っていた。
そうとしか思えない出来事がたくさんありました。
祖母はすごい。

息子である私の父親は仕事が遅くまで抜けられない状況で、
父親が帰宅するまで待ちました。
そして、息子たち、孫たちに手を握られ、他界しました。
他界の直前には、ずっと意識のなかった祖母の口から泣かせる一言も。
ずっと、耳は聞こえていたんだと思います。
でも、身体を動かす体力は、なかったのでしょう。
私たちはこれでもかというくらい、涙しました。

1日遅ければ、私は出張に出ていました。
1日早ければ、葬儀に従兄弟は駆けつけられませんでした。

祖母が他界し、葬儀等を執り行う中で、
合間合間に見せる家族・親戚の表情。
こんなに家族・親戚とコミュニケーションを取ったのは何十年ぶり？
そして、なぜか、すっきりした表情。
悲しくないのかな、なんて思ってました。
でも、祖母が幸せに旅立てたので、本当に心から、ホッとしたんだと思う。
そんな不思議な時間が流れました。

葬儀には沢山の人が訪れました。
祖父はボケもあり、会話の成り立たないこともありますが、
祖母に対し、何度もありがとうと言いました。
また、立派に喪主を務め、
自分の葬儀にはこんなに人は来ないと漏らしました。
そんな祖父の小さな背中を見ると涙はあふれ、
また、やっぱり祖父を尊敬しました。
さらに、これからも、大切に(?)しなくてはと。

他にも沢山の幸せや奇跡。
そして、私は大きく大切なモノを学び、心には大きな変化。

ここ最近の自分は、なんて小さなことに悩んでいたのだろう。
もっと自分のしたいことは沢山ある。
それは、自分の使命でもあると思う。

前へ進もう。



最後に、不謹慎と捉えられかねませんが、
祖母が他界して、立ち会えて、よかった。
もちろん、前提として、幸せに他界したから、ということもあります。

ばあちゃん。ありがとう。
何十年か後に、また。